日能研で、5年生からオプションで受講している記述演習講座。受講してきた4か月を振り返りました。記述演習講座の内容が長男に合っているか?平日の時間のない中、記述演習講座を続けて行くべきか辞めるべきか悩みました。その中で今後どのように記述演習講座を活用していくか計画を立てました。
記述演習講座の実態
5年生から記述演習講座が始まり通常の国語の授業を70分×2コマ受けた後、軽食を済ませ記述演習講座を70分受講しています。帰宅するのは21時を過ぎます。頭をフル回転させた帰宅後は、お風呂に入り、寝る生活です。
授業では、中難度の問題演習を通して応用力を磨いて行きます。中難度の問題演習の前に基礎の部分の強化をした方が良いのではないかと悩み始めました。
授業の難易度
4年生の秋頃、塾側から受講のお薦め度合いを4段階◎ 〇 △ ✖で案内されました。当時Wクラスだった長男の記述演習講座のお薦め度合いは〇 受講するか少々悩みました。
受講の決め手、塾からのお薦め度合いの案内についてはこちらから↓
意を決して飛び込んだ記述演習講座でしたが4か月受講して再度悩み始めました。
- 記述演習講座の成果、効果は出ているのか?
- 演習講座にかけている時間を他の事に回した方が良い?
- 長男は演習講座を楽しめているか?
辞めて時間を作る?
遊びに、習い事に、通塾にと平日の時間の合間を縫って家庭学習を続けている長男。記述演習講座を辞めて早く帰宅することで平日に、1時間30分の時間をゲットすることができます。早く帰宅し他の教科の勉強や国語の勉強(漢字、語句、ことわざ、慣用句等)に力を注ぐのはどうかを考えました。
講座の魅力度
記述演習講座の他に、算数の演習講座も受講している長男。現在の両講座に対する気持ちをを10段階で聞いてみると
算数演習講座:10点 楽しいし力になっていると思う。
記述演習講座:6~7点 難しくて大変だけど、他の教科の記述問題も書けるようになってきた。国語の本科の授業の中での記述も力がついて来ていると感じている。
算数演習講座のような感じではないけれど記述演習講座の手応えを他の教科の記述等でも感じているようでした。
記述演習講座の活用法
記述の力で求められるもの
記述式の問題がどのような答えを求めているのか考え、的を射た解答をする。その為には…
- 問題の意図を読む
- 問題の意図を組み込んだ解答をする
- 自分で感じた事を自分の言葉でまとめる
- 語彙力を上げる
- 文章の組み立て方に慣れる
色々なスキル、力を総動員させる必要があります。
まずは気づく
模範解答と自分の答えを比べ、自分では思いつかないような語句や言い回しに気づく。
急に素晴らしい解答が書けるようにはならないので、どの様に解答するべきなのかを学び身に着ける。
次に真似する
自分では思いつかないような語句や言い回しを使った文章を書写する。書くことで頭の中に定着させていく。
最後は演習講座で仕上げ
記述演習講座では、問題演習をします。毎回1問だけ先生から配られたプリントに解答し提出します。提出した解答は先生が添削してくださり、次回の演習講座で返却されます。解答する際に重要となるポイントや読みづらい平仮名まで丁寧に添削してくださっています。
記述演習講座を始めた際に、この先生からの添削が手厚いなあと感動しました。ところがその添削されたプリントをそのままにしていたことに後悔し始めました。
少し出遅れてしまいましたが、この添削されたプリントをしっかり見直し、添削された解答を書けるようにして行こうと意見がまとまりました。
取り組んだ手応え
長男は、問題の模範解答を書写してみました。次に模範解答を見ないで同じ問題の解答を自分の言葉で書いてみました。「俺にも書けるな。こうやって書けばよいのか。」と気づきがあったようです。
終わりに
記述演習講座は時間を割いて今やるべきか?知らない語句や言い回しが出てくるとまだ早いのでは?テストの漢字の間違いが多発すると記述演習よりも漢字に力を入れた方が良いのでは?記述演習講座を辞めて時間を作ってみてはどうか?と悩みました。
しかし、自宅で記述演習講座の授業と同じようなことをできるかと聞かれれば、やはり無理です。国語の記述問題の丸つけは、子どもにも親にも難しいです。「これは、おおよそ丸だけど…。部分点かな…。見る人が違ったら×にもなる?」等…。
親が長文を読み解答の意図を子どもに伝えることは、時間も読解力も説明する力も必要です。今回悩んだ結果、記述演習講座の先生が添削してくださったプリントをしっかり見直していくことで記述の力がついていくと願い講座を続ける道を選びました。しっかり記述演習講座を活用できるよう家でもフォローして行けたらと思います。
解答を膨らませるコツを掴む為、記述問題の模範解答を写す練習をする方法は「中学受験 小6になってグンと伸びる子 ガクンと落ちる子 6年生で必ず成績の上がる学び方 7つのルール」で拝読しました。日能研の現役教室長による実践的な受験・教育本となっています。