塾では、どのような基準でクラス分けがされているのでしょうか?クラス分けの参考となる偏差値、クラス移動する人数等…実体験をもとにレポートします✏
クラス分けの基準
子ども一人一人の学力に合わせたクラスで勉強するため、塾では、学力別のクラス編成になっています。クラス分けはどのように行われているのでしょうか。
クラス分けスケジュール
- 4年生 2か月に1度
- 5年生 2か月に1度
- 6年生 毎月
上記の頻度でクラス分けが行われています。
下記のように新しいクラスの開始日が年間スケジュールで決まっています。例年同じような時期にクラス分けが行われています。
4年生 5年生 新しいクラスの開始日
4/5, 6/7, 8/30, 10/25, 1/10 (2024年度)
6年生 新しいクラスの開始日
3/1, 4/5, 4/26, 5/31, 6/28, 8/30, 9/27, 10/25, 11/29 (2024年度)
クラス分けの参考材料
クラス分けをする際の参考材料となるものは下記の通りです。
- 学習力育成テスト(2週間の学習の復習テスト)
- 公開模試(範囲のない中難易度のテスト)
- 普段の学習状況
学習力育成テストで普段の学習の定着度合い、公開模試で真の実力を確認しています。子ども一人一人の学習状況も考慮しています。
クラスの人数・クラスの種類
クラスの人数
クラスの人数は、1クラス20人前後です。各クラス同じ人数になるようにしているわけではなくクラスごとに、人数のばらつきがあるようです。
クラスの種類 基礎クラスW 応用クラスR
日能研には基礎クラスW、応用クラスRがあります。全国の日能研では、W Rのような同じ呼び方でなく違う呼び方(A M等)をする教室もあります。ここでは基礎クラス、応用クラスでお話しします。
通常の授業では、どちらのクラスも同じテキストを使って学びます。夏期・冬期・春期講習は基礎クラスが標準テキスト、応用クラスが発展テキストを使って学びます。学力育成テストは、基礎クラスが基礎問題、応用クラスが応用問題を解きます。
クラス分けの基準となる偏差値
入塾テストでいきなり応用クラスになるお子さんもいます。
長男のように基礎クラスからスタートした場合、クラスアップするには、どうしたら良いのでしょうか。
何を目安、目標にしたら良いか基準が分からなかったので入塾の際に聞いてみました。
上のクラスに上がるにはどうしたら良いのでしょうか?
学力が一定レベルに達しているかで判断します。
現在は基礎クラスよりも応用クラスの方が人数が少ない状況です。(4年生9月、後期スタート時)
子どもたちにとってのめやす
入塾したては、授業について行くのに精一杯でした。しかし徐々に、勉強のリズムを掴み上のクラスに上がりたいと思い始めた長男。
どうやったら上のクラス(応用)に行けるの?
応用クラスの平均偏差値よりテストで良い点を取り続けると良いよ!まずは今のクラス(基礎)で一番になることを目指すと良いよ!
応用クラスの平均偏差値以上を目指す事が、クラス分けで上のクラスに行く基準、目安と知り身近な目標ができました。
基礎クラスの中で1番を目指すという目標を長男も意識して取り組み始めました。
ところが…
クラス分けの日を迎えるとドキドキしましたが、入塾して5か月間クラスが替わることはありませんでした。長男の話から察すると、後期授業の間にクラスが替わった子は、あまりいなかったようです。
連絡はいつ、どのように来る?
クラス分けの日になるとドキドキしつつ、クラスが替わる場合の連絡はいつどのような形で来るのか知らずにおりました。
そんな折、連絡は突然やって来ました。
時期は新5年生クラスの開始日の半月前でした。
5年生のテキストをいただきに行った際、口頭で伝えられ、書面でも直接頂きました。
クラスアップ後の実態
4年生9月の途中入塾から5か月、基礎クラスで学び、新5年生から応用クラスとなりました。実際にクラス分けで移動したことで色々な様子が分かりました。
クラス移動した人数
新5年生クラスになるタイミングで全体の20パーセント前後(20人クラスであれば4人前後)が移動したようです。
応用クラス内の順位
基礎クラスから、応用クラスになり、始めての学力育成テスト、全国模試を受けました。テストの成績順に座席が決まります。応用クラス内順位はどちらのテストの後も真ん中付近でした。
まとめ
今までクラス分けはどのように行われているのか?長男はどのようにしたら上のクラスに上がることができるのか?見通しが持てないまま通塾して来ました。最終的には下記2点を意識し勉強を進めました。
- 応用クラスの平均偏差値以上の実力を身につける
- 基礎クラスの中で1番を目指す
実際にクラス分けで応用クラスに替わり、実態を知ることができました。
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