中学受験塾の入塾テストはどんなものなのでしょうか?落ちると入塾できない?テスト対策に過去問を解こうか等々、色々なことが気になります。長男の入塾テストの経験をもとにレポートします✏
入塾テスト=日能研全国テスト
塾選びを経て、いざ塾の門をたたいた時、入塾テストの存在を知って驚く方も多いのではないでしょうか?入塾テストとはいったいどのようなものなのでしょうか?
長男の通う日能研では、全国テストが開催されます。長男は、日能研に入塾する際、この全国テストを受験しました。テストの得点が合格基準点に達すると入塾資格が得られます。
実施概要
日能研全国テストは年に何回か開催されます。無料で受けられるテストです。小学2年生、3年生、4年生、5年生の全国の子が受験するので中学受験に興味のある方は「力試し」な気持ちで受けてみるのもお勧めです。
対象 | 小学3年生~ 小学5年生 | 小学2年生 |
費用 | 無料 | 無料 |
出題範囲 | 設けていない | 設けていない |
試験 科目 | 国語 算数 | 国語 算数 |
試験 時間 | 国語40分 算数40分 | 国語30分 算数30分 |
テスト前
子どもはテスト用の部屋へ、親は保護者会用の部屋へ移動します。子どもはテスト前にアンケート用紙に回答します。「テストを受ける前の気持ち、習い事の様子」等、子どもが簡単に答えらるものです。
テスト中
テスト中には保護者会が開催されます。私立中高一貫校のこと、子どもの教育のこと、日能研のこと等、お話を聞くことができます。保護者会も、テスト後も、塾への勧誘等はありませんでした。気楽に参加して塾の雰囲気を見ておくのも良いと思います。
テスト後
子どもはテスト後、再びアンケートに回答します。「テストが終わった後の気持ち、日能研に通ってみたいか」等。当日に解答用紙と解説をいただき帰宅後テストをふりかえることができます。
結果
通知
早くて実施翌日に個人別Web情報サービスから結果を確認できます。後日、得点速報として郵送でも通知されました。
通知内容は国語・算数それぞれの得点と2科目の合計点。2科目合計点の合格基準点が記載されていました。2科目の合計点が合格基準点に達していた場合は「合格」入塾資格を得られます。
入塾テストに落ちたら
中学受験塾には、能力の高い子が集まってきます。学校のテストで常に100点を取るような子たちも一緒に受けるテストなので落ちることもあります。
合格基準点に届かなかった場合は「次回を期す」となり別途実施される入塾テストの受験、または期間講習(春期・夏期・冬期)の受講を検討するよう塾よりお話があります。
クラス分け
入塾テスト(全国テスト)の結果で基礎クラス、応用クラスにクラス分けされます。テスト後に郵送される得点速報の案内にクラスも記されていました。長男は4年6月の入塾テスト後(全国テスト)、基礎クラスで学び、5年生からクラスアップし応用クラスで学んでいます。
偏差値
入塾テスト・全国テストは既に通塾しているお子さんは、ほとんど受験しません。入塾を検討しているお子さんが多く受験するテストです。入塾テストの偏差値と実際の入塾クラスの偏差値は異なります。
過去問で対策
入塾テストにはどのような問題が出るのか?何かテスト対策はできないか?と気になります。
日能研のホームページに過去問題やサンプル問題が掲載されています。「知識を測る」「覚える」ことよりも「自分で考える」「自分の考えを表現する」ことを大切にしている問題です。
解答例等も出ているのでお子さんのプレッシャーにならない程度に対策してみるのもの良いと思います。
終わりに
入塾テストは始めての経験となる子がほとんどだと思います。入塾を判断され、クラスを決めらますが、希望通りになるとは限りません。
- 冷静な気持ち
- 子どもの力を信じる
- (根拠がなくても良いのでとにかく)自信を持つ
冷静な気持ちで現状を把握し、子どもの力を信じ、きっと大丈夫とチャレンジを続けて行くことが大事だと思います。
受験するのは入塾してからずっと先の話です。今が思い通りにいかなくて、完璧じゃなくて、当たり前です。
子どもは必ず伸びて行きます(冷静な気持ちになり自信を持って信じましょう)
塾に客観的に我が子を判断されるってソワソワします。でも大丈夫!きっとこれから伸びるよ!って信じよう!
受験本番の日までどう伸びて行くのか?テストに一喜一憂するのではなく、私たち親は一緒に歩む強い気持ちを持ち続けて行きたいですね。
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