塾の新学年スタートは2月です。2期制になっており2月から8月、9月から翌年1月に分かれています。長男は4年生の6月の体験授業、入塾テスト、夏期講習へ参加後、9月から基礎クラスWに通い始めました。5年生になるタイミングでクラスが替わり、現在、応用クラスRで学んでいます。
入塾したては、どのように勉強を進めて良いか悩みました。塾での勉強、家庭での勉強をどのようなポイントで進めて行ったのかをふりかえりました。入塾したての方、入塾前の方の参考になれると嬉しいです。
入塾直後
テスト日の多さに驚愕
体験授業後、入塾を視野に入れ予定表を確認してみると???????
土曜日は、ほぼ毎回テスト!??やりすぎじゃない?!こんなに沢山やる意味あるのかな?よし電話で聞いてみよう☎
驚きすぎて電話してしまいました💦
テストの意義
テストを受けない入塾は✖と、きっぱり断られました。テストをする理由がしっかりあるからと。どんな理由なのか?しっかりお話ししてくださいました。
- 子どもはテストから手ごたえや伸びを実感するから
- テストでしっかり理解できているかを測る
- テストの見直しで力がついて行く
- 授業+テストのルーティーンでリズムが出来上がって行く
そうか。とにかくやってみよう!どんな通塾の雰囲気になるか試してみて、つまづいたらまた考えよう!
この時は、まだ半信半疑。勢いでスタートしました。
テスト日が学校行事や習い事、試合や旅行等と重なって受けられない場合は後日テスト日が(翌日の日曜、平日1日)設けられているのも安心材料となりました。
先日の後日テストの記事はこちらから↓
勉強の習慣化
塾通いを始めて学ぶうちにして塾の勉強から得たものが下記の5つです
①自動的に復習のきっかけがやってくる
2週間分の勉強内容を育成テストで確認します。テストの振り返り(復習)をしながら、もう一度学びなおしていきます。授業がどんどん進む中、自動的、定期的に復習のチャンスがやってくるのです。
授業がどんどん進んで行くけどちゃんと覚えているかな?復習してみたら?と声をかけることもなく苦手場面をテストで洗い出し復習できてる!
②スピーディーに分からない所に手が届く
テストの解答用紙は終了後に回収されコピーを取ったものを日能研に、解答用紙原本と模範回答は持ち帰ります。テストを受けた直後にどこを間違えたのか、どういう風に間違えたのかを確認することができます。
分からないところが分からない。という問題を一気に解消します。
③全国の同級生の存在を知りその中の一人である自分を知る
月曜日には、テスト結果がWEBで確認できます。全国の同級生の中での自分の立ち位置が分かります。全国には自分と同じことをしている人がこんなにいる。テストの手ごたえの感覚と実際の良し悪しを分析したりして楽しそうです。同級生の解答例も載せてあり、興味深く見ています。
結果を楽しみにしてるから先に見たとしても俺が見るまで言わないで。
保護者会で先生もおっしゃっていました。親が先走りしてテストの結果を色々言わないようにと。長男の気持ちもよくわかるので我が家は、長男ファーストです。
私は覗きこまず声をかけられるまで待ちます。楽しそうなのでそっとしておこう!意外とこういう時間が大切なのかも。
テストを受けてきた本人より先に親が結果を見て、ガミガミと言ってしまったりすると本人のやる気がそがれてしまったり、テスト結果を隠したくなったり、自信が持てなくなったりと悪循環してしまうそうです。
④暗記でなく真の実力がついているか確認できるテスト
育成テストの他に1カ月に1回くらいのペースで公開模試があります。
- 育成テスト:塾で2週間で学んだ範囲の振り返りテスト
- 公開模試 :塾の生徒以外の子も(約12000人)一緒に受験する模試
公開模試では、塾以外の受験生も含めた自分の位置、試験範囲が2週間分ではなく多岐にわたるので真の実力がわかります。
育成テストの結果は良いけれど公開模試の結果はよくない⇒2週間分の塾の勉強を暗記しているだけかもしれない等、暗記でなく実力として身についているか等の確認材料にもなります。
確かにテストのおかげで勉強のリズムがつかめている!
⑤座席が替わることで自分の取り組んだ結果を肌で知る
テスト後は毎回、席替えをしています。テスト結果の上位順に前の席から座ります。皆、教室の中でも自分の位置を感じながら勉強しているようです。長男は、始めの頃は席替えの話題をあまりしませんでした。会話の中からこの辺りに座っているのかなという雰囲気が感じられているので詳しく聞かずにいました。ところが成績が上がってくると毎回席替えを楽しみにするようになりました。席順を勉強の目標やモチベーションにしている子もたくさんいます。席順の記事はこちらから↓
家庭学習の進め方
予習はせず復習のみ行います。その週に学んだものを自宅用のテキスト「栄冠」を使って復習します。入塾したての頃は親子で復習しました。塾で学び、家庭で復習した2週間分の内容を育成テストで確かめます。テストで解けなかったところや間違えたところを身につけられるように再び復習します。家庭学習はこの繰り返しです。
やがて徐々に、勉強のリズムを獲得し1人で行えるようになりました。
始めのうちは一緒に1週間の勉強の予定を組んで共有しておくと勉強の習慣がつきやすいと思います。
自分に向いている勉強方法を探すため、色々試してみると良いと思います。我が家でも漢字の覚え方を色々と試しました↓
学習環境
通塾前までは、リビング学習をしていました。塾に通うようになり集中して勉強できるスペースを確保しました。
子ども部屋で勉強する際の利点
- 勉強する際に場所を移動することで気持ちが切り替わる。
- やる気スイッチを自分で入れることができるように。
子ども部屋で勉強する際の注意点
- 子どもの様子を親がリアルタイムに掴めない
色々と工夫をしながら家庭での勉強を進めてきました。
まとめ
塾通いが始まると生活が一変します。初めての塾通いで家と塾の往復だけで精一杯になってしまいます。その中で、勉強の習慣をどのように付けて行けば良いか悩みました。
焦らず、塾の先生にアドバイスをいただきながら、できることから始めました。最初は、親も一緒に勉強したり、予定を立てたり…
しかし必ず、日を追うごとに勉強の仕方が身に付きリズムが出来てきます。
子どもの性格や気持ちを尊重しながら長い受験勉強のサポートを親として一緒に頑張って行けたらなと思います。
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